活動の様子

第5回未来DESIGN CAMP~盲導犬ロボット編~を終えて

2019/01/07

こんにちは!

ココカラKIDSの西原です。
無事第5回未来DESIGN CAMPを終えることができましたので、報告いたします😄✨

5回目の今回も内容盛りだくさん!今回は初めての『ロボットづくり』にも挑戦しました!
ぜひ最後まで読み進めていただけますと嬉しいです♬

今回は、埼玉大学構内で活動しました。
それでは、合宿の2日間を振り返ってみたいとおもいます・・・😌💖

○●○●○●○●合宿1日目○●○●○●○●
8:25学童保育 集合!
合宿の朝は早いです😄

今回の参加者は10名
みんな、元気に来てくれました!

合宿のテーマは
『プログラミングをとおして多様性を深く学ぶ2日間〜盲導犬ロボット編〜』
ということで、目の不自由な方がパートナーにしている盲導犬にスポットをあてて盲導犬に代わるロボットを目指したいと思います。

未来DESIGN CAMPは、子供たちが『こんなロボットあったらいいな!』を考えて、実際に作ってみる合宿です。

ロボットを作る前に、「盲導犬ってどんな犬かな?」「なんの役割があるかな?」「どんなことができるかな?」といったことを勉強しましょう。
ということで・・・
まずは、盲導犬ユーザーさんに実際にお越しいただき、色々なお話を伺いました。
その中で一番驚いたことは『盲導犬はどこにも連れていってはくれないこと!』です!

てっきり盲導犬は、道を覚え、目の不自由な人を道案内してくれるものだと思っていましたが、盲導犬ができることは下記の3つだけとのこと。
①障害物をよける
②曲がり角を教える
③段差を教える
↑盲導犬は、信号🚥などを教えてくれたりしないそう。横断歩道で止まっているのは、横断歩道の前の小さな段差を見つけて止まっているということですし、
犬は人間のようには色を判別できないから、青信号や赤信号を見分けられず、信号を渡るかどうかの判断は『人』、とのことでした😳
その場にいた先生たちも初めて知ることでした!

他にも色々なことを教えていただきました。
①視覚障がいにも色々な種類があること(全盲、狭窄、白濁、暗点など)
②視覚障がいを持つ方が道を歩くには3つの方法があること(白杖、盲導犬、目の見える人と歩く
③全国に32万人の視覚障がいを持つ人がいること、それに対し盲導犬941頭しかいないこと
④盲導犬は訓練された犬が全てなれるわけではなく、「盲導犬のお仕事が楽しい」と思える犬しかそのお仕事はさせていないこと
⑤ハーネスをつけているときは、盲導犬は仕事中なので、絶対にしてはいけないことが4つあること(触らない、話しかけない、食べ物を与えない、目をじっと見ない

他にも「盲導犬には日本人と同じような名前はつけない(街中で盲導犬が同じ名前の人がいると混乱してしまうから)や、盲導犬にも『住民票』『マイナンバー』があることなど、
とても勉強になる、興味深いお話をたくさんしていただきました😆★

何より、講演してくださった方が実際の盲導犬ユーザーさんのため、目の不自由な人と話すときはうなずいたりしてもわからないんだよーということも、お話中何度も教えてくれ、身をもって実感できたと思います。

お話が終ったとき、少しの間盲導犬のハーネスを外してくれ、少しだけ🐶わんちゃん🐶を触らせてくれたりもしました😊
本当にありがとうございました!! 🙂 🌟

さて、お話を聞いて『ではどんな盲導犬ロボットを作ろうかな?』
「こんな盲導犬ロボットがあったらいいな」というまとめを発表してから、制作にうつりましょう!

👩「盲導犬は色がわからないから色を判断できるロボットをつくりたいなぁ」

👦「盲導犬は道案内できないから、道案内できるロボットをつくりたいなぁ」

などなど・・・
みんな、盲導犬ユーザーさんのお話の中からヒントをたくさん得たようですね!

子どもたちは、『盲導犬にはできないこと』をロボットで作ってみたい、という思いが強いようです。

なかなか難しいかもしれませんが、「こんなものを作ってみたい!」という思いがとても大事です☺️✨

それでは《ロボット制作》に取り掛かりましょう♬
と、その前に・・・
みんなにも一度目の不自由な人の気持ちを少しでも体験してもらうため、大学の中でブラインドウォーク👓をしてもらいました。

さて、お昼ご飯を食べたら、まずは『ロボット作り』に取り掛かりましょう♪
プラスチック段ボールを使って、一人ひとりのロボット本体を作っていきます。
モータ2つに、タイヤをつけて、それをロボット本体にくっつけます。
タイヤ2つだとぐらぐらするので、安定したロボットを作る工夫もします。

次は、基盤をモータにつなぎます。つなぐためには、回路をつなぐ必要があるのですが・・・

これがちょっと子どもたちは苦戦・・・😳‼
細い導線をモーターにつけるのには、少し戸惑った子どもが多かったですね💦
ロボットづくりって、少しでも回路がつながっていないと動かないんだなーということも体験できたのではないでしょうか。

なんとかロボットが出来上がったかな?

おやつタイム~を終えて今度は『プログラミング』にかかりましょう♪

ロボットづくりとプログラミング、両方に取り組むということは、『自分で作ったロボットを自分の思い通りに動かす』ということです。
実は第4回までのキャンプはほぼプログラミングのみだったので、自分で動かす(画面など)のみでした。

盛りだくさんの内容、みんなついて来れるかな?頑張りましょう☺️☝️✨
プログラミングも難しいですよー。

まずは
①アプリケーションを起動する
②基盤をアプリケーションに認識させる
そして、
③プログラミングを行いロボットを動かす!
言葉にすると難しいですね・・・💦

ロボットを動かすということは、モータをオンにする、というプログラミングをすることです☝️✨

このくらいで時間になってしまいました・・・
時刻はもう16:30⏰
一日目はお片付けをしましょう。この後も、お風呂→ご飯→クリスマス会→夜の会と盛りだくさんですから❢

車に乗って、湯屋敷「孝楽」へ!

そして、「ココカラKIDS」へ!

晩ご飯とクリスマス会は、本当にみんな仲良く楽しくできました。
🎄クリスマス会🎄は、みんなで伝言ゲームジェスチャーゲームをし、お菓子のつかみ取りをしましたよー♪

さぁ、夜も更けてきましたので、夜の会をして、寝ましょう。時刻は21:00です⏰
いつも夜ふざけて寝ない子が多いのですが、今回はみんな割と素直に寝てくれました♪
明日も頑張りましょう

○●○●○●○●合宿2日目○●○●○●○●
6:00起床⏰
子どもたちはとてもスムーズに起きてくれ、きちんとお布団も全員で片付けてくれました。
(お布団とっても重かったけど頑張ってましたー!)
朝ごはんを食べて、20分ほどみんなでドッジボールをしたら、埼玉大学へ出発です!

昨日の続きをしましょう!
今日あと数時間後には発表です!
なんとかお母さん、お父さんが来るころには、発表できるようになっているといいのですが~💦

昨日の復習で、
①アプリケーションを起動する
②基盤をアプリケーションに認識させる
そして、
③プログラミングを行いロボットを動かす!

今日は③について、4つの課題をクリアしていきたいと思います。
どこまでできるかなー?😳
ここから先は、子どもたち一人ひとり、進度は変わります。
スタッフは、子どもたち一人ひとりの”今”困っていることをフォローしながら進めていきます。
ココカラKIDSは『主体性』が大きなテーマなので、子どもがどうしたいと思っているか?何に悩んでいるか?どこを手伝ってほしいか?を慎重に見極め、過度な干渉や手助けはせず、子どもが自分の力で解決できるよう導いていきます。

*==============*

①まっすぐ動かす
②まっすぐ3秒動かして止める
③曲がる、回る
④家から公園に行く

*==============*

①について
ロボットをまっすぐ動かすには、左右のモータを
・同じ向き
・同じ速度

でうごかす(ON)必要があります。

②について
ロボットをまっすぐ3秒動かして止めるには、①にプラスで
・3秒まつ
・止まる(OFF)

のプログラムを追加します。

それでは③について、
(このあたりから難しくなってきますね!)
ロボットを曲げたり、回したりするには・・・  どうしたらいいでしょう?☺❄
2つやり方がありますが、
・どちらかのモータを止めるor速度を変える
・どちらかのモータの向きを反対にする

これをできるとロボットが曲がるようになります!
自分の思いどおりの方向に曲がるには、どちらを変えたらいいかな?どのスピードにしたらいいかな?
子どもたちは試行錯誤しながら取り組んでいきます! 🙄

そして④について
家から公園に行くにはどうしたらいいでしょう?
ここまで学んだことを応用すると、公園にたどり着くことができます。
家から公園までは、
・〇秒間、〇の速度でまっすぐ進む👆
・右に曲がる👉(〇秒間、〇の速度でどちらか一方のモータのみ動かすなど)
・止まる
この3つの組み合わせを並び替え、何度かフィールドで走らせて検証し、自分のロボットでは「何秒間、どのくらいのスピードで」動くとうまくいくのかを見つけていきます。

 

みんな、最後の時間ぎりぎりまで、本当に何時間もの長い間、頑張りました❣

さぁ、あとは発表ですが~・・・

思い通りに④までできた子頑張って③までできた子途中でロボットの調整などもあり②までできた子など、、、
色々な進み具合になりました!

お昼ご飯を食べたら、発表です!!

お父さん、お母さんも見ていますが、うまく発表できるかなー?

👦「本番が一番うまくいかなかった~!」

という子もいましたが、でも、それもとっても良い経験♪

自分で案内の音声をつけた子もいたし、ロボットが工夫されていたり、(そもそもみんな違うロボットになりましたね)緻密な計算のもとしっかり公園についた子、ロボットがくるくる回っちゃった子、モーターの導線が取れちゃって悔しい思いをした子・・・

どの子も本当に本気で取り組んでいたからこそ、色々な思いがありましたね(^^)/☄

とーってもよくできました!

みんなはまだ、ロボットづくりを始めたばかり!うまくいくことばかりじゃないけど、ロボットづくりを始めた!自分でロボットを作ってみた!という経験が今後のみんなの心に良い影響があると信じています。

 

特に今回は「盲導犬」🐶というとても良いテーマで活動できたこと、本当によかったと思います。

それでは、第5回の未来DESIGN CAMPはこれにて終了にしましょう♪

未来DESIGN CAMP恒例の終了証を授与し、解散いたしました☆

次回の未来DESIGN CAMPは、4月!!
また、盛りだくさんの内容を計画していますので、ぜひ参加してくださいね!